twilight LXXⅢ

浪越が生きた証

はじめに

ここにたどり着いた人へ

 

このブログはお笑い好きの私が生きている間に行ったライブのレポートみたいなものです。

レポート、って言ってもTwitterとかでよく見るお笑いマニアみたいにすごく細かくは書いてなく、ただ単にどこで誰が何のネタをやったか、

メモの写し書きみたいなもんです。

 

印象が残ってたり行った直後だったらそれに感想とかいろんな考察を書いてます。

まぁ、それ込みで「思い出」としてなので誰かに見てもらおうとか無く好き勝手に書いてます。

中には酷評もあるかもしれません。知らんけど。

 

なんで万が一ここに辿り着いたお笑い好きやご本人様については「あーそうなんだぁ」程度にスルーして頂ければと思います。

ただの痛いお笑い好きの「思い出」なんでね。

 

そして未来の私といるか分からない家族へ

 

言ってしまえばこのブログがいわゆるデジタル遺品になると思う。

なので家族がいるのならその人たちに託して、

このサービスが続く限り遺してほしい。

 

1人だったら奇跡的にパスワードを覚えていない限り放置されていくんだろうけど

 

何故このブログタイトルにしたか

貴女は覚えてる?

イジェクトハッチを開くかは貴女に任せるよ。

 

 

2022年8月の私からは以上です。

 

2022.09.08 NEW☆STA

@下北沢シアターミネルヴァ

 

MC:ヤダヤムクン

アシスタントMC:さっちょ、おしんこきゅう、メカイノウエ

ケビン

 

オープニングでの1枚。

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・ミッドナイトアイスクリーム 「ヤンキー漫画」(漫才)

ヤンキー漫画に憧れるさっちょさん、いろんなシーンをやってみるも全部かわいい。

 

・メカイノウエ 「全然いいけどね」

…とギリギリ許せるエピソードの歌。

 

・こぐれ 「怖い人に絡まれる」(漫才)

 

・松戸ぴえろう 「娘の絵日記」

珍しい職業と兼業している彼ならではのネタ。

 

・さくらす岡田 「絵画」

 

〈中MC〉

 

・ペロペローズ 「旅館に言った話」(漫才)

・おがわ 「バイトの小林くん」

・ギぎギ 「人の癖」(漫才)

・ハングリーぺんぎん 「洋画のアフレコ」(漫才)

・きみがすきだよ 「誤爆LINE」(コント)

小石田純一 「名言」

 

〈中MC〉

 

おしんこきゅう 「ランプの魔人」(漫才)

このネタに限らず、コワモテな見た目の湯浅さんが役をやることで雰囲気が任侠映画になってしまうのがいつも面白い。

 

・ケビン 「ショートコント(ヤンキー/演説)」

 

・築地の健吾 「かっぱとえびせん」(漫才)

築地の魚屋で実際にお仕事をしている彼が漫才。まさかの相方だった。

 

・ワンツースマイル 「最強のマスク」(漫才)

 

・ヤダヤムクン 「深夜のコンビニ」

 

〈エンディング〉

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2022.08.20 ミライビトvol.45

@新宿バッシュ!!

 

OPMC

うちまつげ×マリオネットブラザーズ×観音日和

 

・キャノンすえなが 「ドーンな日常」(ピン)

・ポスト光畑「上手いことを言って切り抜ける」(ピン)

・鬼塚ムソウ 「海外の心霊スポット」(ピン)

・福羅 巧実 「新訳 野生の王国」(ピン)

・スーパーカドブラザーズ「緊張しい新人バイト」(コント)

 

中MC:スーパーカドブラザーズ×前半組

 

ゴールデン街の女、「CAさんに英語で対応」(漫才)

文法とか会話的にはめちゃくちゃなんだけど

それでも理解できるし面白くて最近クセになっている。

・アイリー 「カップル比率」(コント)

・ギぎギ 「フルメタルマン」(コント)

・観音日和 「女子マネージャー」(漫才)

2人ともキャラではなく「本物」のお坊さんコンビ。憧れのシチュエーションにお寺要素が入ってて何度観ても面白い。

・ジョウダンアオナナテンパイ 「大泥棒になりたい」(漫才)

 

中MC:ギぎギ×中盤組

 

・ひょろし 「惜しいなぁと思う絵」

フリップ絵のクオリティが高いし、指し棒が絵筆なのが芸が細かくて要注目。

石井てる美

バキュームを持ったミランダ・カー、「バキューム・カー」の漫談。言葉のセンスが秀逸。

・週刊少年ハート 「子供の疑問」(コント)

子供に投げかけられる「答えにくい質問」がまさかの方向に進展していく。

言葉がストレートなのに不快感が無くて良き。

・森本サイダー 「初めての女子の部屋」(ピン)

・うちまつげ 「ポケットチーフ」(漫才)

・マリオネットブラザーズ 「料理の鉄人」(漫才)

 

EDMC:森本サイダー×後半組

ギぎギ第二回単独公演「オリオンIで待ってる」

@下北沢 小劇場楽園

 

第1回の公演では宇宙がテーマで、劇場内の装飾も宇宙船をイメージしたものだったが今回のテーマは映画館。

 

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しかも少し昔の、いわゆる「単館系」の映画館が舞台で、今回も劇場に入った瞬間からその雰囲気を存分に楽しめた。

 

ネタは前回公演と同じくネタ5本をテーマとなる部分で挟む構成。

 

『柏木刑事の最期』
以前からある彼らの持ちネタ。
普段のライブと同じように4分程の長さであるはずなのにそうとは思えないくらい内容が充実してた。鑑識のくだりが好きだった。

 

『wasgame』
いわゆる「デスゲーム」がテーマのネタ。
映像の怖さと劇中の榊原さんのお茶目な部分のギャップが印象的。
欲を言えば「ワズ」要素がもう少し欲しかった。

 

『CLEAN』
黒沢清監督の「CURE」のオマージュとも言える、本公演で一番好きなネタ。
笑顔の裏に狂気が見え隠れする榊原さんの表情、彼が演技する中でも特に好きな部分だし、前半と後半で変化していく加納さんの演技も凄い。
単独だけのネタにしておくのは勿体ないと思う。

 

『エピポピト』
前回公演の「蟹男」までとは行かないだろうけど、小道具苦労しただろうなぁ。
無音の間があると不安になりがちだけど、それすらも楽しめたし、夜の部では音響さんが遊んでいたのも面白かった。

その音響さん、ことイルカアタック・タケイさんが映像にも出演。こちらも見所。

 

『鉄腕BOY』
こちらも"ニコ"時代、しかも古くからのネタ。
劇場で観たのは数年ぶりで一番古い映像は事務所ライブのこちら。7年前ですって!!
https://youtu.be/z9Khixa6hxM

 

以前観た時はやはり時間が短いから展開が早い印象だったけど、今回はのびのびとしてて(おそらく)アドリブも交えてた。
セリフが全編英語だけど分かりやすいし、後半もただ大騒ぎしてるだけでない。やっぱり名作だ感じた。
映像はこれが一番好き。

 

『オリオンIで待ってる』
プロローグでネタへの導入、そしてエピローグで登場する2人の関係性やタイトルの意味が明かされていく。
それが全て明かされた上でのラストシーンのセリフで今回も涙してしまった。

 

「友情」がテーマということだったが
「オリオンIで待ってる」だけではなく、5本のネタも友情や上司と部下、親子といった信頼関係を持った人物(宇宙人含む)のストーリーだったのもグッときた。

 

この構成だからこそなのかもしれないが、お笑いライブであるはずなのにまるで1本の短編映画をみているような感覚になったし、これで無料は本当に無茶なことをしていると思う。

 

そして公演から1週間でYouTubeに本編をまるごとアップロードしたのだ。

もちろんこちらも無料。
https://youtu.be/B1uhMIbpH8g

 

2022年7月の終わり時点ではまだまだ名実ともに売れっ子には程遠いが、今年の2本の単独をきっかけにもっといろんな人に見てほしい。

 

そう願っている。

 

 

2022.04.24 ギぎギ第一回単独公演 トワイライトVII

今回のテーマは「宇宙」ということで

会場である下北沢 小劇場楽園の入口に足を踏み入れた瞬間から場内は宇宙船の中。

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不穏な音に包まれ、開演前から公演の世界に浸かりつつあった。

 

どこか懐かしくロマンチックな音楽から公演が始まる。

購入した台本を見るとこのシーンのタイトルは「ランデブー」。

言葉的には「デート」に似たようなイメージを持つけど「宇宙船同士がドッキング」するという意味でもあることを知ってグッと来る。

 

救難信号を受けて謎の宇宙船を探索しに来る本間(榊原さん)と晴彦(加納さん)、頭のキレる晴彦に対して楽観的(原始的)な本間はまるで何かのミッションに挑むような映画(洋画)に出てきそうな主人公コンビのような印象を持ったプロローグ。

そこで見つけたのは人が滞在していた痕跡と膨大な映像などのデータ。

その中から彼らは1本の映像を再生する。

 

「百物語」

映像、特にタイトルが映し出されるシーンがもうホラー映画のそれ。

「怪談話をするテンション」と「YouTuberなテンション」の加納さんの切り替えが上手かった。

 

「ゾンビ探偵」

名探偵の独特な推理の正体は…!?

某名探偵アニメを彷彿させてからの闇落ちの映像とサスペンスの中に高校生探偵の純粋無垢さが混ざったネタ。今回唯一のアリネタではあったが、飽きずに楽しめた。

 

「クイズ王」

純愛か執念か、人生をクイズに捧げたクイズ王(加納さん)成れの果て。超クイズ力に狂わされるクイズ王の演技も凄かった。

映像は一昔前の某クイズ番組のものも相まって退廃さも狂気も倍増。

 

「グリムマン」

映像流れた瞬間「絶対かっこいいやつ!!」と思ったし、明転したら全身黒の服にサングラス。

まさに魅力的な出で立ちなのに敵を仕留めるやり口のギャップよ。

垣間見せる三枚目な仕草も込みで、榊原さんってやっぱり冴羽獠だと思う。

 

「蟹男」

イメージは映画「ハサミ男」。

出オチ?そんな訳ないのがギぎギのネタ。

カニだけに、な言葉や動き(もしかしてアドリブもあった?)で遊びながら観る側をミスリードして見事に裏切ってきた。

アフタートークでの榊原さん曰く

「最後に持ってくるくらいお気に入りのネタ」とのことだし、私も今回のネタで一番好きなネタだった。

映像の「お腹すいちゃった」も伏線だったのか!?

 

「トワイライトVII」

宇宙船の中で見つけた古いデータ(=5本のネタを含んだギぎギ単独公演)が終わりエピローグに入る。

そこで明かされる真実は「自作自演」と「裏切り」の集大成で、想像をはるかに超えていく終わり方、エンディング映像で胸を打たれた。

 

そんな素敵な単独公演が無料で観れた上に

YouTubeで何回も観れるなんて、なんてことするんだ。

https://youtu.be/ojvh_CStQiU

 

この公演もネットという膨大な宇宙のようなものに放たれたからには、宇宙ゴミにならず多くの人に目撃されますように…。